「前半は平均以下」劇的勝ち上がりも指揮官は苦言、王者・イタリアがラストプレーでの同点劇「冷静さを保っていた」

チームをベスト16に導いたスパレッティ監督[写真:Getty Images]

イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督が、クロアチア代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。
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24日、ユーロ2024グループB最終節が行われ、イタリアはクロアチアと対戦した。

勝ち点3で2位のイタリアと、勝ち点1で3位のクロアチアの対戦。勝った方が2位でグループステージ突破という状況。引き分けであればイタリアは2位が限りなく近付く一戦となった。

試合は低調な入りとなったイタリアを他所にクロアチアペースで進むも、両者は譲らない展開に。それでも55分、ルカ・モドリッチがゴールを奪い、クロアチアが先制。イタリアはなかなかゴールが奪えない。

クロアチアリードのまま試合は90分が終了。そのまま終了するかと思われたが、アディショナルタイム7分に、リッカルド・カラフィオーリがドリブルで運ぶと、左のマッティア・ザッカーニにパス。ザッカーニはボックス内でフリーになっていると、ダイレクトでシュートを蹴り込み、イタリアが奇跡の同点に。1-1で引き分け、2位でのグループステージ突破を決めた。

試合後、スパレッティ監督はイタリア『Rai』にコメント。劇的な同点劇での勝ち上がりを称えた。

「試合がこのように決着すると、結局は全てがよりエキサイティングになる。誰も信じられなくなっていたが、選手たちはほとんどリスクを冒さず、冷静さを保っていた。彼らの反応を称賛しなければならない」

ただ、前半の戦い方については不満をあらわに。低調なパフォーマンスに苦言を呈し、よりできると語った。

「前半は平均以下だった。あまり何もしなければ、達成できることもほとんどない。勝てると信じずに、結果について考えているような行動だ。私は選手たちにもっと期待していた。そのバランスを見つけなければいけない」

「我々にはこれらの試合に出場できる素質のある選手がいる。しかし、些細なミスを犯してしまう。我々はこれまで見てきたものよりも優れた素質を持っている。もっと頑張らなければいけない」

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