阪神タイガースは「エラー後の失点が多い」 下柳剛氏が改善ポイントを指摘

[交流戦に負け越し、苦戦が続く阪神タイガース。OBの下柳剛氏が考える連覇に向けた「改善ポイント」とは。

元阪神タイガースの下柳剛氏が自身のYouTubeチャンネル『柳に風』で、阪神が浮上のために必要な修正ポイントを指摘した。

■下柳氏が阪神の現状を分析

下柳氏が22日の阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズの試合を見ながら、現状を分析した今回の動画。

同氏はこの試合で、21日に1軍復帰した大山悠輔選手がホームランを放つシーンを見て「(大山選手が)これで回復したら、投手力から言ったらなんとか(首位と)入れ替わるチャンスはあるんじゃないの? 黄色信号から青信号に変わるかもね」などとコメントした。

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■「タイムリーエラーの多さ」を指摘

その後、阪神の渡邉諒選手がエラーをした様子を見た下柳氏は「カープと失点数は30点差あるんやけど、防御率が一緒ぐらい。ちゅうことは、タイガースがエラーのあとに結構失点してるということ」と分析する。

続けて「エラーっていうのは、なかなか防御率に反映されないから。タイガースはタイムリーエラーが結構あって。勝負どころでのタイムリーエラーをなくしていけば、もっと失点も減るはずだから。タイムリーエラーを減らすのも大事やけど、投手もなんとかがんばって投げていってほしいなという感じかな」と語った。

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■投手はエラーした野手のカバーを

下柳氏が話し終えたところで、タイラー・オースティン選手が逆転3ランホームランを放つ。

すると同氏は「ああ、いかれた。エラーのあとにホームラン。このままエラーが増えて、失点も増えていくと、黄色信号が灯るんで。野手はなんとかエラーを減らして、ピッチャーはがんばって野手のカバーして」と提言。

続けて「まあエラーに関しては、俺が言えたことじゃないけどな。ピッチャーってなんとかしてやろうと思うのよ。俺も感情を出したけど、最後はショートゴロで終わらしてあげようとかさ。 なんとかしようと思って、ちょっと下手な力みが入ってしまうときもあるわけよね」とコメントした。

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■「エラーを減らしてがんばって」

さらに「今、オースティンにホームランを打たれたんだけど、失点は3だけど、防御率は0なの。失点が多い割に防御率がいいっていうからくりが、ここやから」と解説。

そのうえで「投手陣もなんとかがんばって抑えて。野手もできるだけ、エラーを減らしてがんばって行ってください」と呼びかけた。

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■失点を減らしたい阪神

今季阪神のエラー数は23日終了時点で44個とリーグワースト。最も少ない読売ジャイアンツは21個となっており、守備力の不安が顕著に。

日本一になった昨年もエラー数は85と最も多かったものの、今季は打線の得点力不足が目立つだけに、失点を減らしたい阪神。エラーを減らすことが、連覇の鍵になりそうだ。

■下柳氏が阪神の改善ポイントを指摘

(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)

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