小野伸二、14時44分の引退発表時の思い告白「背番号という相性の良い時間を選んだ」

引退発表時の思いを明かした小野伸二 (C)ORICON NewS inc.

サッカー元日本代表の小野伸二が24日、都内で開かれたDAZNオリジナルドキュメンタリー『SHINJI ONO』配信記念トークショーに登場した。

DAZNは、昨年、26年にも及ぶプロサッカー選手生活にピリオドを打った小野に密着したドキュメンタリー「SHINJI ONO」を6月26日(水)に全3回のエピソードを同時配信することが決定。コンテンツでは現役引退を発表からラストマッチまでに密着したほか、静岡・オランダなどゆかりの地を訪れ苦楽を共にした盟友や恩師と言葉を交わし、26年に渡る現役生活を振り返るとともに、今後のセカンドキャリアについても熱く語る充実の内容となっている。

トークショーでは、引退時の心境を改めて吐露。小野は引退の発表を自身のインスタグラムで発表したが、自身の背番号と同じ“44”歳の誕生日を迎えた9月27日の14時44分にコメントを掲載した。小野は「インスタで発表することは良かったかどうかはわからないけど、フェイエノールト(オランダ)の14、コンサドーレ札幌の44とチームの背番号という相性の良い時間を選ばせてもらった」と発表時間に込めた思いを振り返り「ちゃんとその時間に送れるのか、これだけ準備してできなかったらどうしようという心配もあった」と告白した。

また引退時は79年生まれの同期には事前でLINEでは前もって報告したといい、「みんなからはお疲れ様という返事をいただいていた」と明かした。

小野は高校卒業後にJリーグの浦和レッズに入団。プロ1年目に9ゴールを記録し、新人王を受賞した。プロ入りした年に開催されたFIFAワールドカップフランス大会の日本代表メンバーにも選出され第3戦で途中出場。この出場は、日本代表史上最年少記録(18歳272日)として今も破られていない。その後も、日本代表として3度のワールドカップ出場を果たし、クラブチームでもJリーグ、オランダ、ドイツ、オーストラリアとさまざまな国で活躍した。

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