アップル、「Apple Translate」とサードパーティーアプリが統合可能に

By 塚本直樹

「iOS 17.4」や「iPadOS 17.4」「macOS Sonoma」において、サードパーティーアプリにアップルの翻訳ツール「Apple Translate」を組み込めるAPIが導入されることが、先日明らかとなりました。

↑日本語の英訳はこのように表示される(画像提供/MacRumors)

現在のiPhoneやiPad、Macでは、ハイライト表示されたテキストや「Safari」で閲覧したウェブサイトに対して、システムレベルの翻訳機能が提供されています。しかし、今回導入されたAPIは、日本語のレビューのようなユーザー生成コンテンツを、他の言語に素早く翻訳することができるのです。

さらに、今年の秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」では、翻訳されたテキストをオーバーレイ表示された翻訳シートではなく、アプリ内にインラインで表示することが可能。

iOS 18では、バイリンガルキーボードがサポートされます。これにより手動で言語を切り替えることなく、例えば、同じキーボードで英語と韓国語を入力でき、各言語で単語の候補が表示されるのです。

iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaは開発者向けベータ版が配布されており、今年秋に正式リリースされる予定。サードパーティーの翻訳アプリを使わずに済むApple Translateは、iOS向けアプリで広がっていきそうです。

Source: Apple 1, 2 via MacRumors

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