ゴーヤーやパイナップル…本部町産の野菜やフルーツはいかが? ローソン沖縄12店舗で常設販売

 ローソン沖縄がゴーヤーやパイナップルといった本部町産の野菜・フルーツを町内などの12店舗で常設販売することになり、販売出発式が4日、同町並里のローソン本部八重岳入口店で開かれた。

 地域密着型の商品展開を進めるローソンと、販売先拡大を目指す町や農家側の意向が一致した。販売は1日から始まっており、当面は同町内6店舗と名護市内の5店舗、今帰仁村内の1店舗で町産野菜類の販売コーナーを常設する。もとぶかりゆし市場が仕入れを担当し、季節に応じた野菜やフルーツを供給する。24時間営業の強みを生かし観光客向けなどの消費拡大を狙う。

 出発式で平良武康町長は「町の農林水産物がどこでも手に入るようローソンの力を借りた。支え合いながら消費拡大を進めたい」とあいさつ。生産者を代表してアップルバナナやオクラなどを栽培する當銘伯英(のりひで)さん(43)は「卸先があると励みになる。外国の人は地元の野菜やフルーツが大好きなので強みになる」と期待した。

 地元出身で店長からオーナーになった浦崎利菜さんは「地元野菜の販売はお客さんからの要望が多くようやく実現した。より入りやすく本部の雰囲気が楽しめる店にしたい」と抱負を話した。(北部報道部・前田高敬)

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