高校野球、金ケ崎に花巻東から助っ人 高野連仲介、夏大会出場へ

夏の勝利に向け、練習に励む金ケ崎と花巻東の選手=金ケ崎町・しんきん森山スタジアム

 高校野球の金ケ崎(部員5人)は第106回全国選手権岩手大会(7月10日開幕)に、部員不足の特例措置を受けて出場する。春の大会は校内他部の協力を得て単独で出場したが、夏はチームを組めなかった。花巻東から5人を借り、大会参加が可能となった。

 金ケ崎は3年2人、2年1人、1年2人。春は吹奏楽部や卓球部などから助っ人を借りて地区予選に出場した。その後、複数校に連合チームを打診したが、単独出場が決まっているなどしてまとまらなかった。

 千葉和馬監督は「何としても(不参加は)避けたい」と県高野連に相談。連絡を受けた花巻東の佐々木洋監督は「助けられるなら協力する」と受け入れた。

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