自動車メーカーのマツダは25日、株主総会を開き、車の量産に必要な型式指定の認証不正を受け、毛籠 勝弘 社長が「多大なるご迷惑、ご心配をおかけしたことを改めて深くお詫び申し上げますと」謝罪しました。
【株主は】
「不正問題があり、株価も上がってきていない。今後、どういう対策をしていくのかきちんとした明確な話が聞けたらいい」
「会社としてどのような対策をとってもらえるのか、それが一番」
株主総会では、冒頭、毛籠 社長が認証不正について謝罪した上で、「再発防止に向けて万全を尽くし、信頼回復に努める」と強調しました。
マツダは、今月3日、「マツダ2」と「ロードスター」でエンジン制御ソフトを書き換え、出力試験を行っていたほか、すでに販売を終了したアテンザなど3車種でも衝突試験で試験車両に不正に加工していたことを公表していました。
認証不正の原因についてマツダは「現場に負担をかけてしまったことによる」とした上で、「風土、仕組み、体制での総合的な施策を通じて、実効性のあるガバナンスを追求する」と再発防止に取り組む方針を示しました。