梅雨や台風による土砂災害に備え 岡山市の職員らが危険箇所を点検

6月は土砂災害防止月間です。梅雨や台風などによる土砂災害に備えて岡山市の職員らが警戒区域を点検しました。

岡山市の職員や専門知識を持ったボランティアら約10人が岡山市の養護老人ホームの裏にある山を点検しました。岡山県は、この山の斜面を「土砂災害警戒区域」に指定しています。

岡山市によると、山の斜面に亀裂があったり湧き水の色が濁っていたりすると土砂災害の危険性が高まっていると判断できるそうです。

職員らは、他にもコンクリートの壁にひび割れがないかなどを確認しました。

(岡山県砂防ボランティア協会/江村慶徳さん)
「斜面の変状落石の大きなものは見受けられませんでした。擁壁についても機能低下はない。現時点では防災上問題なしと判断します」

(養護老人ホームの施設長)
「今後災害があったときには迅速に避難できるようにしていきたい。職員にも周知していきたい」

岡山県には土砂災害警戒区域が約1万2800カ所あり、岡山市は毎年3、4カ所を選んで点検をしています。

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