ケンドリック・ラマー、「Not Like Us」MVをコンプトンで撮影

先週末、ケンドリック・ラマーが、マスタードがプロデュースしたドレイクへのディス・トラック「Not Like Us」のミュージック・ビデオを、米カリフォルニア州コンプトンで撮影しているところを目撃された。

2024年6月22日の午後に実施されたた撮影には、マスタードも同行し、ケンドリックの地元を移動しながら行われた。米コンプレックスは、YGが撮影に参加した時の様子を伝えており、その他にも、ケンドリックがコンプトン市庁舎、タムズ・バーガー、ニッカーソン・ガーデンズ・プロジェクトといった街中のスポットにいる様子が捉えられている。さらには、ケンドリックを取り囲み、彼のキャリア4曲目となる米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”のNo.1ヒットを一緒に歌う、まるでブロック・パーティーのようなファンによる映像も投稿された。米NBCニュース・ロサンゼルスによると、この撮影には数百人のファンが参加したそうだ。

ケンドリックがいつこのMVを公開するか現時点では不明だが、米ビルボードは彼の代理人にコメントを求めている。

あるファンは米コンプレックスに対し、「(ケンドリックが)コンプトンにブラザーフッドとポジティブさを取り戻してくれた」とケンドリックのおかげで街の団結力が高まっていると語った。

ケンドリックは、現地時間6月19日に米LAのキア・フォーラムで開催した【Pop Out: Ken & Friends】コンサートで、ファンに忘れられない体験を提供したばかりだ。米コンプトン出身の彼は、このコンサートで「Like That」、「Euphoria」、「Not Like Us」といったドレイクをディスった楽曲をライブで初パフォーマンスし、後者に関しては5回連続で披露した。また、米LAの著名人たちもステージに招いた。

ケンドリックが街のさまざまな派閥を平和的にひとつ屋根の下にまとめることができたことに圧倒されたスヌープ・ドッグは、彼を“キング・オブ・ザ・ウェスト”と称した。

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