沢口靖子と初共演の大塚寧々&22年ぶりの津田寛治が「科捜研の女」初回2時間スペシャルに出演

テレビ朝日系で7月3日にスタートする「科捜研の女 season24」(水曜午後9:00。初回は2時間スペシャル)に、大塚寧々津田寛治の出演が決定した。

「科捜研の女」は、1999年の開始以来、現行の連ドラ最多シリーズの記録を更新し続け、今年でシリーズ誕生25周年を迎える“科学捜査ミステリーの原点”として人気を博しているシリーズ。京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)で法医研究員として働く主人公・榊マリコ(沢口靖子)は、一癖も二癖もある研究員たちと、法医や物理、化学や文書鑑定などのさまざまな専門技術を武器に、現場に残されたわずかな手掛かりを分析して事件の真相を解明していく。

season24では、京都府警捜査一課刑事・土門薫(内藤剛志)をはじめ、物理担当研究員・君嶋直樹(小池徹平)、洛北医大の解剖医・風丘早月(若村麻由美)、化学研究員・宇佐見裕也(風間トオル)、科捜研所長兼文書研究員・日野和正(斉藤暁)、映像データ研究員・涌田亜美(山本ひかる)、土門とコンビを組む若手刑事・蒲原勇樹(石井一彰)、府警本部長・佐伯志信(西田健)、刑事部長・藤倉甚一(金田明夫)ら、全レギュラーメンバーが集結。また新レギュラーとして科捜研の会計係・加瀬淳平役として加藤諒、シーズンゲストとして新人警官・新開颯太役で鈴木福が出演する。

節目を迎える新シーズンのキーワードは、さらなる進化に向けた「原点回帰」。科学の進歩で高度化してきた科学捜査の手法を、初心に帰って技術や仕組みを分かりやすく伝え、より科学捜査の面白さを体感できるストーリーを展開。また、マリコと市井の事件関係者の間で生まれる人間ドラマを丁寧に紡ぎ、ミステリーでありながら、よりエモーショナルで胸が熱くなるストーリーをお届け、シリーズ史上最高に心揺さぶるミステリーを目指す。

season24初回でマリコたちが挑むのは、京都を揺るがす無差別大量殺傷事件。ある夜、京都市内のビジネスホテルで客や従業員計30人以上が嘔吐(おうと)、苦悶し次々と倒れる事態が発生する。大塚が演じるのは、その現場となったビジネスホテルの支配人・大月裕子。ホテルには天然温泉施設が併設されていたことから、裕子は真っ先に硫化水素事故を疑うも、何者かが毒物を仕込んだことが分かり、がく然とする。しかも自分がシフトを組んだホテルスタッフが亡くなったことに責任を感じてしまう。さらに、捜査を進めるうち、彼女の過去も少なからず事件と関係していることが浮き彫りとなってくる。

「ホテルを守るということの責任の重さを感じ、従業員やお客さまを大切にする気持ちを意識しながら演じました」と支配人という役どころについて述べる大塚。実は、大塚は沢口と今回が初共演で、顔を合わせるのも久々だったそう。大塚は「沢口さんと20年ぶりぐらいにお会いできて、とてもうれしかったです」と再会に大感激。「皆様とても和やかで、科捜研の現場に身を置けるのが喜びでした」と充実の撮影期間を振り返り、「科学捜査と、人の心の感情の繊細さや、自分の気持ちに素直になることの大切さ、難しさなどの人間模様を見ていただけたらと思います」とメッセージを寄せた。

そして、津田が演じるのは、阿鼻(あび)叫喚の現場に駆け付け、倒れた人々の救助に当たる消防の高度救助隊隊長・佐藤剛。消防士時代から勉強と努力を続け、高度救助隊隊長に就任した、自分にも周囲にも厳しい孤高のリーダーだ。しかし、亡くなったホテルスタッフ男性との意外な接点が明らかになっていく。

「科捜研の女 season4」 第7話(2002年)にゲスト出演して以来、22年ぶりの登場となる津田。「長い月日を経て、今回ご依頼の知らせを聞いたときはとてもうれしかったです。初めて参加したときも脚本が素晴らしかったのですが、今回も科学捜査の醍醐味が存分に展開していて、さすが科捜研だなあと思いました」と感慨深げに語った。

「初めて『科捜研の女』に出演したときの僕の役は引きこもりの男だったので、ほとんどの科捜研メンバーの方との絡みはなく、沢口靖子さんと幾シーンか共演させていただいただけでした。そのときの沢口さんの印象は、凛としたたずまいで、優しくて、確かなお芝居をされる素晴らしい女優さんだと思いました」と初出演時の沢口への印象を述べた津田は、久しぶりの共演について「沢口さんは驚くほど当時の印象と変わりなかったのですが、優しさの質といいますか、深みが変わっていて、まるで菩薩さまのようになられていて感動しました。少しお話しするだけでもとても幸せを感じました」と、その変化についても触れた。

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