世界25カ国から翻訳オファー殺到 『猫を処方いたします。』第3弾が7/10発売 シリーズ累計発行部数20万部を突破

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2024年7月10日に『猫を処方いたします。3』(石田祥 著/税込935円)を発売します。本書は第11回「京都本大賞」を受賞した大人気の連作短篇小説「猫を処方いたします。」シリーズの第3弾です。欧州からアジア、北米まで人気がおよび、現在世界25か国から翻訳オファーが相次いでいます。

「猫を処方いたします。」シリーズ(左から1巻・2巻・3巻)

猫愛は世界共通、「日本発の癒やし本」海外で注目

「猫を処方いたします。」は、京都の裏路地にある不思議なメンタルクリニックを舞台に、医者と患者、そして薬の代わりに患者へ処方される猫たちとの触れ合いを描いた、文庫書き下ろしの連作短編集です。猫と過ごした患者たちが心の平穏を取り戻していく姿に、読者からは「癒やされた」「猫の可愛さを堪能した」などの感想があがりました。海外版権担当者によると、翻訳オファーが相次ぐ背景にも、「癒やし」と「猫」を求める声があると言います。

「コロナによる大規模な都市封鎖以後、世界中で“日本発の癒やし本”が注目されています。例えば『コーヒーが冷めないうちに』(サンマーク出版)は、30カ国以上で翻訳されました。また、自粛中の日本と同じく、室内飼育が可能な動物、とくに“猫”への関心が集まり、猫ブームの状況が続いていました。翻訳出版は児童書が主力なので、小説それもアジア圏だけではなく欧州からのオファーは珍しいことです」(ライツ推進部 海外版権担当)

翻訳オファーが届いた国は、これまでに25カ国に及びます。イタリアをはじめ、アメリカ、ブラジル、台湾、インドネシア、ロシア、スウェーデンなど、世界各地から問い合わせがあり、現在も増え続けています。また、オファーがあった出版社からは「ユーモラスで温かく、感動的な物語だ」「タイトルが秀逸」「京都を舞台にしている点がよい」といった、熱烈な感想も寄せられています。

イタリア語訳版表紙(© Broccoli Cat Art, Cat Sleeps on Cushion Pile)

シリーズ累計20万部突破、コミカライズも決定

海外の読者にも届くことになった「猫を処方いたします。」シリーズは、7月10日発売の第3巻をもって、累計発行部数が20万部を超えます。3巻では、既刊2冊と同様に猫と患者の心癒やされる物語が紡がれる一方で、物語の核となるクリニックの謎やブリーダー業界が抱える問題なども描かれます。今秋には、講談社が運営するWeb漫画サイト「月マガ基地」にて、コミカライズ連載も始まる予定です。翻訳や漫画をきっかけに、より多くの猫好きさん、癒やし本好きさんに、「猫を処方いたします。」シリーズをお届けしてまいります。

著者について

著者近影

石田 祥(いしだ しょう)
1975年、京都府生まれ。高校卒業後、金融会社に入社し、のちに通信会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞へ応募した『トマトの先生』が大賞を受賞し、デビュー。『猫を処方いたします。』が第11回京都本大賞を受賞。他の著書に『猫を処方いたします。2』「ドッグカフェ・ワンノアール」シリーズ、『元カレの猫を、預かりまして。』『夜は不思議などうぶつえん』『火星より。応答せよ妹』がある。

書誌情報

1巻書名:猫を処方いたします。
発売日:2023年3月10日
ページ数:304ページ
定価:924円(税込)
ISBN:978-4-569- 90288-3
判型・製本:文庫判並製
発行:株式会社PHP研究所
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-90288-3

2巻書名:猫を処方いたします。2
発売日:2023年11月9日
ページ数:288ページ
定価:902円(税込)
ISBN:978-4-569- 90355-2
判型・製本:文庫判並製
発行:株式会社PHP研究所
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-90355-2

3巻書名:猫を処方いたします。3
発売日:2024年7月9日
ページ数:304ページ
定価:935円(税込)
ISBN:978-4-569-90413-9
判型・製本:文庫判並製
発行:株式会社PHP研究所
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-90413-9

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