差別発言の荒井氏、局長に昇格 経産省、首相秘書官更迭

荒井勝喜氏

 経済産業省は25日、LGBTなど性的少数者への差別発言で昨年2月に首相秘書官を更迭された荒井勝喜官房審議官(56)を7月1日付で通商政策局長に昇格させる人事を発表した。

 荒井氏は1991年に通商産業省(現経産省)に入省し、商務情報政策局長などを歴任。岸田内閣発足に伴い秘書官に起用され、広報担当を務めたが、性的少数者を巡り「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」と記者団に発言し更迭された。

 更迭後は経産省の官房付になったが、昨年7月に幹部に当たる官房審議官に復帰していた。

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