認知症女性に不動産話持ちかけ3400万円詐取…男4人を再逮捕 アジトから9万人分高齢者名簿「アポ電」で8億円近くだまし取ったか

認知症の高齢者にアパートの共同購入を持ちかける手口で8億円近くを騙し取ったとみられる事件で、男らのアジトから9万人分の高齢者の名簿が見つかったことが分かった。

山崎和馬容疑者と今井祐太容疑者ら4人は2023年、80代の認知症の女性に神奈川県相模原市のアパートの一室の共同所有を持ちかけて3400万円をだまし取った疑いで、25日に再逮捕された。

山崎容疑者らはこの部屋を購入した価格の10倍以上の金額で、女性に契約をさせていた。

関係先からは約9万人の高齢者の名簿などが押収されていて、警視庁は名簿をもとに、特に認知症の高齢者を狙った「アポ電」の手口で、8億円近くをだまし取った可能性もあるとみて調べている。

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