認知症の高齢者にアパートの共同購入を持ちかける手口で8億円近くをだまし取ったとみられる事件で、男らのアジトから9万人分の高齢者の名簿が見つかったことが分かりました。
山崎和馬容疑者(41)と今井祐太容疑者(33)ら4人は2023年、80代の認知症の女性に神奈川・相模原市のアパートの一室の共同所有を持ちかけて3400万円をだまし取った疑いで25日、再逮捕されました。
山崎容疑者らはこの部屋を購入した価格の10倍以上の金額で女性に契約をさせていました。
関係先からは約9万人の高齢者の名簿などが押収されていて、警視庁は名簿をもとに特に認知症の高齢者を狙った「アポ電」の手口で8億円近くをだまし取った可能性もあるとみて調べています。