JFL鈴鹿移籍の57歳カズ、還暦まで現役続行希望も明言は回避「本当にできるかは分からない」

三浦知良が自身のキャリアに言及【写真:河合 拓】

カズは2027年2月に還暦

“カズ”こと元日本代表FW三浦知良は6月25日、J2横浜FCからJFLアトレチコ鈴鹿へ期限付き移籍することが発表された。同日に国立競技場で記者会見を開き、60歳の還暦の自分について問われると、「3年後の話はできない」と明言を避けた。

カズは2022年に経営陣が刷新前の鈴鹿ポイントゲッターズでプレー。JFLでは18試合に出場して2得点、55歳246日でJFL最年長ゴール記録を保持している。23年には鈴鹿の期限付き移籍が満了となり、ポルトガルへ挑戦。同2部オリベイレンセでは2シーズンでリーグ計8試合に出場し、ポルトガル史上最年長出場記録を更新した。

57歳で今なお現役を続けていることは、世界的に見ても稀だ。そんなカズは「年齢を重ねたアスリート、競技を超えて意識している人」については「特にいないですね」と答え、「すみません」と続けた。

2027年2月には還暦を迎えるカズ。「還暦になった時の自分の何をしているか?」との質問には「分かりませんね」と明言を避けた。

「(あと)3年ですよね。あっという間ですよね。この3年も早かった。ちょっと答えられない。今はね。今年、精一杯やるだけ。3年後の話はできない。ずっと言っていますが、やれることならずっとやりたい。そうなっていればいいが、本当にできるかは分からない」

かつての同僚で、新たに鈴鹿を率いる元韓国代表MF朴康造監督は起用法について、「まず練習は(7月)2日から始まる。そこからコンディションを見させていただき、チームの選手のコンディションも見て、どう使うかを考えていきたい。カズさんが生きることで、カズさんが得点に絡むことでチームが生きる、勝つと思うので基本的には最前線、頂点の位置取りの場所で使いたいと思っています。展開によっては少し降りて、ハイテンポの時に少し試合を落ち着かせてほしいという展開もあるので、そういう使い方も考えてます」と語っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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