最新AIパターに好感触 小祝さくらの“5日間大会V”を支えた14本

最新のAIパターを使用する(撮影/松本朝子)

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 最終日(24日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6688yd(パー72)◇晴れ(観衆362人)

小祝さくらが2021年の「日本女子オープン」以来、ツアー史上4度目の“月曜決着”を制して、4月「ヤマハレディースオープン」に続く今季2勝目を挙げた。

「ヤマハ―」からのクラブ変更点は2つ。ユーティリティのシャフトに「三菱ケミカル TENSEI Pro 1K Hybrid」を挿したことと、パターを「オデッセイ Ai-ONE MILLED ツアーバックコレクション SEVEN T DB」に替えたこと。

AI設計のインサートを搭載した最新パターにスイッチしたのは5月「RKB×三井松島レディス」の週。「自分の感覚がなくなってきていた感覚があったので、思い切って替えてみました。長さも前使っていたものより2インチくらい短くして、グリップの長さも短くした。すごくいい感じの感覚が戻ってきました」と説明する。

最終日は14番で4mを沈めて1つ目のバーディを奪うと、15番では15mのロングパットを決めて2連続。元々クラブを頻繁に替えるタイプではないが、思い切った変更がグリーン上の好プレーを引き出した。

UTのシャフトは3週前に「三菱ケミカル TENSEI Pro 1K ハイブリッド」を挿した。「ずっと曲がっていて、ティショットで刻んだのにフェアウェイに全然行かないくらいだったので、替えてみたらマッチした」と話す。大会を通じたパーオン率は86.11%(62/72)で全体トップ。ショットでリズムを作り、パットを沈める理想的なゲーム運びでツアー11勝目をつかんだ。

大会を通じたパーオン率はトップだった(撮影/松本朝子)

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II(9.5度)
シャフト:三菱ケミカル TENSEI プロ ホワイト 1K(重さ50g台、硬さS、45インチ)
グリップ:ゴルフプライドPLUS4

フェアウェイウッド:ダンロップ スリクソン ZX Mk II (3番15度)
シャフト:三菱ケミカル TENSEI プロ ホワイト 1K(重さ50g台、硬さS)

ユーティリティ:ダンロップ スリクソン Z H85 ハイブリッド(3番19度、4番22度)
シャフト:三菱ケミカル TENSEI Pro 1K ハイブリッド(重さ70g台、硬さS)

アイアン:ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II(5番~PW)
シャフト:NSプロ モーダス プロトタイプ

ウェッジ:クリーブランド RTX-3(ブレードタイプ)(48→47度に調整、50→51度に調整、58度)
シャフト:NSプロ モーダス3 ウェッジ 105(硬さS)

パター:オデッセイ Ai-ONE MILLED ツアーバックコレクション SEVEN T DB

ボール:ダンロップ スリクソン Z-STAR XV

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