「あなたに逮捕状、無実証明したいなら送金を」警視庁など名乗る人物から次々連絡 防府市の男性(40代)が200万円だまし取られる

「あなたに逮捕状が出ている」とのウソの電話をきっかけに、山口県防府市に住む会社役員の男性(40代)が、現金200万円をだまし取られました。

警察によりますと今月24日、男性の元に「+」から始まる国際電話の番号で、警視庁捜査二課のモリグチを名乗る人物から着信があり「あなたに逮捕状が出ている」などと告げられました。その後、秋田県警や検察官を名乗る人物からもSNSのビデオ通話で連絡があり「あなたの銀行口座が資金洗浄に使われている」「無実を証明したいなら、上限額で送金手続きをする必要がある」などと指示されました。

警視庁捜査二課を名乗る男はビデオ通話で、偽の身分証を示して男性を信用させたということです。男性は、指定された口座に現金200万円を送金し、だまし取られました。振り込んだ後、冷静になって一連の流れを不審に思い、警察に通報したということです。

警察は、心当たりのない「+」から始まる国際電話には出ず、家族や警察に相談するよう呼びかけています。

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