「原町」らしい盆踊り作ろう 仙台・宮城野で7月ワークショップ NPOが参加者募集

ワークショップをイメージして踊る大久保さん(手前)とすんぷちょのスタッフ

 新しい盆踊りを創作するワークショップが7月14、28の両日、仙台市宮城野区の原町コミュニティ・センターで開かれる。原町にちなむオリジナルの歌詞や振り付けを考え、8月3日に地元の原町小である夏祭りで披露する。拠点とする地域を盛り上げようとNPO法人「アートワークショップすんぷちょ」が企画した。
 14日は、参加者が原町地区の歴史や景色、思い出などを語り合いながらアイデアを出し、キーワードを抽出して歌詞を作る。28日は、歌詞に合わせて振り付けを決める。作曲は、両日進行役を務める青葉区のアーティスト大久保潤さん(37)が手がける。
 すんぷちょは、「すべての人にアートを」をスローガンにワークショップなどを展開。原町にスタジオを構え、昨年12月に原町東部商工会に入った。宮城野区が「宮城野盆踊り」発祥の地とされることにちなみ、新たな盆踊りの創作を通じて住民らの交流を後押しする。
 「新しい盆踊りを作る中で生まれる対話自体が大切。間違いはないので、表現することを安心して楽しんでほしい」とすんぷちょ代表の及川多香子さん(39)。大久保さんは「人の話を聞きながら、その場で作り上げていくのはとても面白い。どんな原町の盆踊りになるのか楽しみ」と笑顔で語る。
 両日とも午前9時半~正午。対象は原町地区に関心がある人で定員は20人(先着順)。参加無料。動きやすい格好で、飲み物持参。すんぷちょのホームページから申し込む。連絡先は090(1933)9823。

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