昼も夜も楽しめる人気フォトスポット「花巻温泉バラ園」 ライトアップされたバラが幻想的な雰囲気を演出【岩手発】

450種類のバラが咲き誇る岩手・花巻市の花巻温泉バラ園が見頃を迎えている。夜にはライトアップされた庭園を楽しむことができる人気のスポットだ。

見頃のバラ目当てに多くの人

花巻温泉バラ園は、展望台から色とりどりのバラを一望することができ、園内のバラは今(6月18日)、見頃を迎えている。

敷地面積約1.5ヘクタールの花巻温泉バラ園では、450種類6000株のバラを楽しむことができる。2024年は春先に気温が上がったこともあり、例年より1カ月ほど早い5月上旬に咲き始め、見頃を迎えている。

6月18日も、園内には多くの人が訪れ写真撮影や散策などを楽しんでいた。来園客からは「特にツルバラが好きなので、アーチに咲いているバラがすごくきれいで魅了された」「今すごく満開できれいなので、このタイミングで来られて良かった」などの声が聞かれた。

花巻温泉バラ園で18年間勤務する秋庭園長のおすすめは「アンジェラ」という品種のバラだ。

下から上まで花が付く品種の「アンジェラ」。その時その時の花の表情、色や香りを見に来てもらうことが一番おすすめだという。

「アンジェラ」は6月上旬にピンク色の花を咲かせ、季節によって色の濃さを変えていくのが特徴だ。

周りをバラに囲まれた噴水は涼しい癒やしのスポットになっている。
ベンチに座ってひと休みしながら、園内で販売している「バラあんぱん」を見頃のバラとともに楽しむのもおすすめだ。

バラのペーストが練りこまれたあんをたっぷりと使用した「バラあんぱん」は、7月8日までの期間限定商品だ。

続いて訪れたのは「バラの泉」。

泉をイメージして植えられた薄ピンクや白いバラが咲き誇っていて、人気のフォトスポットになっている。夜は青い光がバラを照らし、幻想的な空間を演出する。

6月1日からは園内をライトアップしてバラを楽しむ「ナイトローズガーデン」が始まっている。2024年は新たに、約100メートルのバラのトンネルをカラフルな電飾で彩る「バラの虹色アーチ」が登場し、昼とは違ったバラの表情を堪能することができる。

秋庭園長は「朝と夜の違いや、他にもまだこれから咲くバラもあるので満喫してほしい」と話した。

バラ園の営業時間は午前7時から午後9時までで、午後6時半から楽しめる「ナイトローズガーデン」は10月14日まで開催している。

(岩手めんこいテレビ)

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