【MLB】山本由伸など受難続くドジャース先発陣 今度はカーショーがリハビリ中断で〝復帰延期〟

昨オフに左肩を手術し、リハビリを続けていたドジャースのクレイトン・カーショー投手(36)の復帰がさらに遅れる見通しとなった。

すでにマイナーでマウンドに1度上がり、25日(日本時間26日)には2度目のリハビリ登板が予定されていた。しかしMLB公式サイトによると、前回19日(同20日)の登板後から肩の痛みが続いており、リハビリを一時中断することが決定。1週間はノースローとなり「順調にいけばオールスターブレーク前後にはメジャーのマウンドに戻れる予定だった。戦列復帰は遅れることになりそうだ」と伝えた。

ただMRI検査の結果では新たな異常は見つかっておらず、ロバーツ監督は「手術後のリハビリの中で誰もが経験することだ」と不安視しなかった。その一方、先発投手陣に離脱者が相次いでいることは気がかりでもある。

今季6勝をマークしている山本由伸投手(25)は「右肩腱板の炎症」のため負傷者リスト(IL)入り。昨季はトミー・ジョン手術で全休したビューラーも18日(同19日)にでん部の違和感でIL入りした。チームはナ・リーグ西地区の首位を快走しているが、目指すのは4年ぶりのワールドシリーズ制覇。先発投手が1人でも多いに越したことはない。

今季の球宴は7月16日(同17日)に開催される。サイ・ヤング賞に3度輝いた左腕のカムバックが遅れることはどう影響するのか。

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