“電動キックボード” 規制緩和から1年 地方でも拡大の兆しの一方…事故増加で危険も 警察官が運転体験してみると…

一部の電動キックボードが免許なしで公道を走れるようになって、来月で1年。
今後、山陰でも普及が進むと予想されることから、25日、大田警察署で講習会が開かれ、警察官が車両の特性などを体験しました。

25日、大田市で行われたのは、電動キックボードを体験する講習会。
去年7月の改正道路交通法施行で、最高時速20キロ以下など一定の要件を満たす電動キックボードは、新たに「特定小型原動機付自転車」として分類され、16歳以上は運転免許なしで車道を走れるようになりました。

大田警察署 松本雅史交通課長
「大田の方はまだかも知れないんですけども、松江、出雲なんかは徐々に入って来てるという話を聞いておりますので、そういったことに対応出来るようにしたい」

県内でも観光客向けにレンタルサービスが始まるなど、今後拡大が予想される一方、全国では電動キックボードが関わる事故も増加。
こうしたなか、事故防止や安全啓発のため、車両特性などを把握するのが狙いです。

体験した警察官は。

警察官
「曲がる時はちょっと怖かったですけども、慣れればスムーズに運転出来て良いかなと。普及して行って安全に皆さんに伝えることが出来ればなと思います」

記者も体験してみました。

入江直樹記者
「結構加速する、バランスが難しいですね。慣れないとちょっと怖いです。」

大田警察署では、今回の講習を今後の活動に役立てて行く考えです。

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