TNC「ゴリパラ見聞録」海外旅の行き先決める「ワールドあみだ2」今年の目的地は…マダガスカル!

6月8日、TNCテレビ西日本が制作する「ゴリパラ見聞録」(金曜深夜0:55)の公開収録がキャナルシティ博多(福岡市博多区)で行われた。

同番組は、お笑い芸人のゴリけんパラシュート部隊斉藤優矢野ペペ)が福岡の街頭でインタビューした人のために日本全国どこへでも、人間性丸出しで旅をするドキュメンタリーバラエティー。現在、TNCのほかフジテレビ系列局やCS・フジテレビONEなどでも放送され、TVer、FODやYouTubeでも配信中の人気コンテンツ。そんなゴリパラ見聞録の番組DVD・Blu-rayは、販売累計25万枚を超えるメガヒットシリーズで、その最新作「Vol.12」(発売日未定)の特典映像は前作に続いて「ゴリパラワールドあみだ」に。その“海外旅”の目的地は通常の番組同様、キッズ(番組ファンの呼称)から募集した候補の中からあみだくじで決定する。

会場には、約2000人の応募の中から抽選で選ばれた約400人のキッズが観覧スペースに集結。さらに、抽選にこそ外れたもののフリー観覧エリアで見ようと、中には早朝から場所取りに来たキッズもおり、合わせて満員状態となる約800人がイベントを見守った。キャナルシティの噴水ショーが終わり、ステージにゴリパラの3人とあみだボードが登場。約500件の応募の中から選ばれた5組のキッズが訪れてほしい目的地とその思いを発表した。中には東京から家族でやって来たキッズも。候補となった国はフィンランド、スリランカ、マダガスカル、オーストラリア、カナダが挙がった。その中から、あみだくじで行き先を決める。ステージ袖では、山口顕プロデューサー(通称・ヤマケン)も緊張の面持ちで見守る。

いよいよ“運命の時間”に。あみだくじを選ぶ人も観客の中からくじで決める。選ばれたキッズが自身のイニシャルと同じアルファベットを選択し、「運命のお時間です!」と斉藤がお決まりのセリフを叫ぶ。そのまま観客をあおり、会場が一つになったところであみだを進めていく。今回決まった国は…マダガスカル! カメが好きだというキッズのリクエストで、同国に生息するホウシャガメを探す旅へ向かうことに。

最後は、おまちかねのミニライブコーナー。だが今回はイベントにかけて、歌う曲もあみだくじで決めるという展開に。観客が選んだアルファベットを進めた結果、まさかの富永治明ディレクターが歌うという番狂わせで会場は大盛り上がり。その後は3人の楽曲「オン・ザ・ロード」で締めくくり、イベントは興奮と熱気冷めやらぬ中、無事に終了した。

イベント終了後、3人に今回決まった行き先や番組の今後について話を聞いた。

――お疲れさまでした。雨の予報もある中、なんとか天気も持ちこたえました。お客さんの反応などいかがでしたか?

ペペ 「お客さんのノリもよくて。いっぱい集まってくださってうれしかったです」

ゴリけん 「最後の方は(雨が)ぱらついてましたけど、なんとかやれてよかったです」

斉藤 「去年もあみだをやったり、いろんなイベントをやっていますけど、変わらずお客さんがたくさん来てくださってありがたいですね。毎回ドキドキはしますけど」

ゴリけん 「筋書きがない感じなので、どうなるか分かりませんが最終的にめちゃくちゃ盛り上がりました!」

――行き先はマダガスカルになりました。国のイメージなどはありますか?

斉藤 「5個出た候補の中でもイメージがなさすぎて(笑)。あそこ行ったらこれしようとか大体あるんですけど、それもなく…ほぼ“宇宙に行く”みたいな感覚ですよね」

ペペ 「僕的には、ガラパゴスみたいなイメージ…」

ゴリけん 「アニマルカントリー」

斉藤 「水ジャングルなのか、森ジャングルなのか」

ゴリけん 「南国アニマルランド…」

斉藤・ペペ 「さっきから何を言ってるの?(笑)」

ペペ 「ジャングルとか、見たことがない動物がいそうですよね。なんかそういう映画もありますよね?」

ゴリけん 「猿が主役の?」

斉藤 「それは孫悟空や」

――2月のスナックゴリパラでお話を聞いたとき斉藤さんから「欧米に行きたい」というお話もありました。候補地には欧米の国もありましたが…

斉藤 「お察しの通りです(笑)。今回チャンスはありましたから、惜しかったですね。でもマダガスカルは自分じゃ絶対行かないと思うので」

ゴリけん 「ここに来る前にどこ行きたいかって話をしたときに、オーロラ見たいよねって話をしていたんですよ。なので、もしかしたら“あるかも?”と思ったんですけどね」

斉藤 「オーロラと一番遠いところやったね。空港とかあるのかすら分からん!」

ゴリけん 「分かっているのは、共和国ということだけです。ただ本当に主食が気になります」

ペペ 「米なのか、パンなのか。ゴリさんそればっかり気にしています(笑)」

――おそらく長旅になるかと思います。旅の必需品やルーティンなどはありますか?

ゴリけん 「これは、マニアックかもしれませんが…ネットフリックス」

ペペ 「いや、スーパーベタよ」

斉藤 「飛行機とか、新幹線とかどんな乗り物が来てもいいように見たいものはダウンロードしておきますね」

ゴリけん 「今回、機内食も何回ぐらい食べるんやろ?」

ペペ 「(米国)ロサンゼルス行ったとき17時間くらいだったから移動時間は同じくらいかな。あみだのパネルを手で測った感じ同じくらいでしたけど…」

――気付けば2024年上半期がもうすぐ終わります。振り返っていかがですか?

斉藤 「上半期、めっちゃバタバタしてました」

ゴリけん 「そこから、次は15周年が始まりますので。15本の槍(やり)を刺すんで!」

ペペ 「上半期の話を聞かれているんですよ?」

ゴリけん 「あ、そっか…。亀とご縁があるなと。うん、亀」(TBSのドラマ「Eye Love You」の役の愛称は“亀さん”)

斉藤 「なんやそれ! 今年の漢字じゃないんだから」

ペペ 「斉藤が博多座(公演に出ていて)で、1カ月くらいゴリパラがなかったんですよ。あんまり会ってなくて、久しぶりに会ったら、なんかゴリさん売れてました。MC2つに、ドラマに…。今後はゴリさんの背中を追っていきたいなって」

斉藤 「その間ぺぺさんも、いろいろしてたんやろ?」

ペペ 「…大谷翔平選手を見にロサンゼルスまで行きました!(笑)」

――15周年に向けた「15本の槍」というお話がありましたね。

斉藤 「これは、とんでもないことになりますよ。10月から来年の9月いっぱいまでが15周年イヤー。10周年はコロナで何もできなかったので、その5年分のやりたいことやれなかったことがあるわけですよ。何個かやりたいことは決まっています。まぁ度肝を抜きますよ」

ゴリけん 「ちょっと分かりにくくない?」

斉藤 「実はまだ3本くらいしかまだ決まってないんで…」

――槍の一つはこの特典DVDですね。意気込みをお願いします。

斉藤 「もう今から体力作りですね。動物と戦えるように」

ペペ 「何かの注射を受ける場合は、早く教えてほしいですね。しっかり予防していきたい」

ゴリけん 「新種の動物を見付けにいくぞという気持ちで。マダガスカルのきれいなところも発見していきたいです。僕、見つけるの得意なんですよ」

ペペ 「ロケで小さいカニとかをすごいスピードで見つけるんですよね。ゴリさん」

ゴリけん 「野生の勘かな。それを生かして新種の動物を見つけたいです」

――最後に、斉藤さんのギャグ「うま杉~晋作!」の今後について教えてください。

斉藤 「今最も注目のギャグですよね。辞めないでという声もあったので卒業はしない方向です」

ゴリけん 「僕のDMには2件ほど止めてくれって来ましたけどね。なので、先輩としてこのまま走らせていいのか迷ってます」

斉藤 「正直、賛否はあります(笑)」

ゴリけん 「それこそ今日グッズ(天神・インキューブのゴリパラグッズコーナー)売り場に行って、グッズが高いって話になったので『高杉晋作』出るかと思いましたけど」

斉藤 「ちょっと忘れちゃったね」

――(笑)。今後も楽しみにしています。ありがとうございました。

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