400㏄クラスとは思えない完成度を誇る ホンダ400X【バイク買取調査隊】

※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。

その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。

今回調査した車両はホンダの『400X』だ!!

400Xの車種プロフィール

初代モデルは2013年に登場。その後2019年にフロントタイヤを17インチから19インチへ、外観をよりシャープなイメージに変更して“フルモデルチェンジ”とも言えるアップデートを図ったのが、今回紹介するNC56系のモデルとなる。市街地から超距離ツーリングまで幅広くこなせるクロスオーバーモデルという位置付けで、フロントタイヤの19インチ化は高速道路での直進安定性はもちろん、フラットダートでの走破性の向上を狙っているようだ。また、このモデルからアシストスリッパークラッチを搭載しており、スポーティなライディングをアシストするとともに、クラッチレバー操作の負荷を軽減してくれる役割も果たしている。

バイクの特徴をざっくりチェック!

大型アドベンチャーモデルにも引けを取らない高い完成度を誇る『400X』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。

エンジン

排気量400ccの直列水冷2気筒エンジンはDOHCを採用。ボアΦ67.0mm、ストローク56.6mmのショートストローク設計で、低中速回転域のトルクを向上させるとともに、低速域での粘り強さと吹け上がりの良さを実現している。

マフラーはエンジン下に触媒を設置していることもあり、サイレンサーは比較的コンパクトな造りに。シルバーのサイレンサーカバーと排気口カバーがアクセントとなっている。

車体(フレーム)

フレームはカバーを装着してアルミツインスパーフレームライクに見せているが、実際は鋼管製のダイヤモンド形式。今回の車両にはオプションのフロントサイドパイプとフォグランプが装着されている。

足回り

ホイールは前後ともにアルミ製キャストホイールを採用。タイヤサイズはフロント110/80-19、リア160/60-17をそれぞれ装着。

サスペンションはフロントが正立テレスコピック式、リアがモノショックのプロリンク式をそれぞれ採用。

ハンドルまわり・灯火類

ヘッドライトはシャープなデザインで、イグニッションをオンにするとロービーム&ポジションランプが点灯。ハイビームはロービームの下側にマウントされ、いずれもLEDを採用する。

ハンドルはトップブリッジから高く伸びたライザーにパイプハンドルがマウントされる。センターに取り付けられている白いボックスはオプションのドライブレコーダーだ。メーターは液晶式でスピードメーター、タコメーター、シフトポジションインジケーター、時計、水温計などが表示される。

その他の装備&特徴

燃料タンクはスチール製で17Lの容量があるので、ロングツーリングで給油のわずらわしさが少なくなるのはうれしい。シートは前後一体型で、シート後方にはオプションのリアキャリアステー&グラブバーが搭載されているが、ノーマルの状態ではグラブバーのみとされている。

© パークアップ株式会社