万博パビリオン、敷地返還要求も 建設遅れの「タイプA」参加国に

工事が進む大阪・関西万博の会場=21日、大阪市の夢洲

 2025年大阪・関西万博の自前建設型海外パビリオン「タイプA」の建設が遅れる国に対し、日本国際博覧会協会(万博協会)が貸与した敷地の明け渡しを求める方向で調整していることが分かった。複数の万博協会幹部が25日、明らかにした。参加予定国のうちイラン、パキスタン2カ国の関係者は、タイプAでの出展を断念するとそれぞれ明らかにした。

 イランは万博協会が建設を代行する簡素型「タイプX」に、パキスタンは他国との共有型「タイプC」にそれぞれ移行する方針。

 協会によると、タイプAを希望する国のうち、建設業者が決まっていないのは19日時点で11カ国。

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