”水の都”の新たな水脈を半導体企業の誘致につなげたい… 島原市長が工業用水に適合と発表【長崎】

島原市で新たに見つかった水脈が工業用水に適した水質だったことが分かりました。

古川市長は、周辺の熊本や県内で半導体関連企業の進出が続いていることから、市内への誘致を今後、加速していく考えです。

古川 市長
「井戸を水質調査をかけたところ、非常に良質で純水に近いというデータが出た」

島原市は宇土町の杉谷運動広場を半導体関連企業などを誘致する候補地にあげています。

市は2023年1月に現地で水脈を発見し、今年2月から約1カ月をかけ、水質を調査していました。

その結果、水はミネラルが少ない軟水で、工業用水の基準より有機物が半分以下、塩分が16分の1など、工業用に適したものだったということです。

古川 市長
「この水を利用して産業をおこし、若い人を応援するため、各企業にデータを紹介させて頂きたい」

これまでの調査で水脈からは1日に約1千トンの水が湧き出ていて、近隣の水脈にも影響がないことが分かっています。

古川 市長はすでに半導体企業の工場がある熊本や諫早とも近いことから、今後の企業誘致に期待感を示しました。

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