「これから半年間、元気で過ごして」茅の輪を設置 広島・福山市 備後一宮吉備津神社

ことし残り半年の無病息災を願う「夏越の大祓祭」を前に、広島県福山市の神社に茅の輪がお目見えしました。

備後一宮吉備津神社の境内では、早朝から氏子総代や神職ら20人が、地元の山で刈り取ったカヤを手に、茅の輪作りに汗を流しました。

カヤの茶色に変色した部分を取り除くなどしたうえで、束を重ねていき、円の形に仕上げていきました。

約2時間半で、直径2・7㍍の大きな茅の輪が完成しました。完成後は、境内にある「上随神門」に設置されました。

この茅の輪をくぐりながら、今後半年間の無病息災を願うものとされています。

笹などの飾り付けを終えると、一同は順番に、数字の「8」を描くように、左まわり、右まわり、最後にもう一度左まわりと、合わせて3回茅の輪をくぐりました。

備後一宮吉備津神社 追林貴之宮司
「(茅の輪を)くぐっていただいて、半年間の罪、穢れを払っていただいて、これから半年間、また元気で過ごしていただきたい」

茅の輪は、7月7日まで設置される予定です。

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