夏場の水難事故に備えて、警察と消防が6月25日、合同の救助訓練を高知県香南市で行いました。
香南市夜須町のヤ・シィパークで行われた、この訓練は水難事故が発生した際に迅速で的確な初動対応と救助する側の連携強化を図ろうと警察と消防が合同で企画したもので、南国警察署と香南市消防署から約30人が参加しました。
訓練ではまず、溺れている人をボートに引き上げる際のコツについて消防から警察に対して具体的なレクチャーがあり、スムーズな救助テクニックを確認しました。
続いて実践的な訓練が行われ、沖合で1人がおぼれ、1人が離岸堤に取り残されたとの想定で、連絡を受けた警察と消防が互いの連携を確認しながらゴムボートで救助にあたっていました。
警察によりますと去年、県内では27件の水難事故が発生し、13人が犠牲になっているということで、参加者たちは1人でも多くの命を救えるように訓練に向き合っていました。