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連日の高温がサクランボに悪影響を与えています。
県全体の収量が大きく減ることも懸念される中、農家は、気候に合わせた柔軟な生産が必要だと訴えます。
【サクランボ農家 武田駿さん】「見つけ残しがあってこれも双子だしこれも双子ここにも双子がある多すぎる」
東根市の農家武田駿さん。この日、紅秀峰の収穫がピークを迎えていました。
武田さんは、双子果を摘み取るなど管理を徹底しましたが、それでも連日10キロほどの双子果が収穫されました。
【武田駿さん】「双子果の管理ができなかった(佐藤錦の)園地があって、そこで200キロもいで50キロ双子でした。4分の1が双子」
加えていま問題となっているのが、傷みや病気の発生です。
6月の高温で実が急速に熟してしまい、収穫が追いつかないまま傷んでしまう「ロス果」が増えているということです。
東根市の場合、紅秀峰は6月16日から出荷が解禁になったということですが、武田さんは、この解禁日の設定について柔軟な対応が必要だったと振り返ります。
【武田駿さん】「もげるのにもげなかったふた開けてみたらこの暑さで傷んだ。現場みて色ついたものから解禁申し合わせ事項なくもいでくださいって言った方が農家のロスも少なくなるし昔と天候が違うので臨機応変な収穫体制が整うような環境づくりを県には要望したい」
ここ数年は霜被害にも悩まされた武田さん。
今後は農家も自ら気候の変化に対して柔軟に対策をとるしかないと考えています。
【武田駿さん】「霜降らなくて喜んでたら暑さにやられてしまってその繰り返し繰り返し。今後、山形の天候の中でサクランボつくっていくなら天候に抗うようにしていかないといけない」