【茅ヶ崎市・寒川町】「マイナ救急実証事業」を8月から実施

茅ヶ崎市消防本部は、救急サービスの質の向上に一層力を入れている。このたび、マイナンバーカードを活用し、救急医療の迅速化・円滑化を図る「マイナ救急実証事業」を開始すると発表した。

マイナンバーカードから得られる患者情報をもとに、救急隊員が適切な医療機関への搬送を促進できるかを検証するこの事業は、全国67消防本部で実施される計画だ。神奈川県内では9消防本部がこの取り組みに参加予定である。

実証事業の内容

  • 期間:2024年8月9日から10月9日まで
  • 場所:茅ヶ崎市内、寒川町内
  • 対象者:マイナンバーカード所持者で、健康保健証の利用登録がある人
  • 内容:傷病者からの同意を得た上で、救急隊員がマイナンバーカードを読み取り、オンライン資格確認等システムから必要な医療情報を取得し、適切な医療機関へ搬送する。

期待される効果

通常、救急隊員は傷病者に対して病歴や服用薬の情報などを口頭で確認しているが、これには時間がかかることが多い。特に意識不明などで説明が難しい場合、マイナンバーカードを用いた情報取得によって、より迅速に適切な治療を実施できるようになると期待されている。

問い合わせ先

茅ヶ崎市消防本部警防救命課
電話:0467(82)1111 内線4141

© 株式会社ジーン