てんちむ「YouTuberは物件借りられない」 ローン審査、クレカ申請も四苦八苦の職業

YouTuber「てんちむ」こと橋本甜歌さんが、2024年6月24日に公開した動画で「職業YouTuberはなかなかなぜか借りれない、物件が」と嘆いた。

2019年、学研の「小学生の将来就きたい職業ランキング」で1位となったYouTuber。一方で、住居の賃貸契約ほかクレジットカードやローンの審査に苦労している現役YouTuberがいる。

中町兄妹はマンションの賃貸契約審査通らず

てんちむさんは2023年10月に活動休止し、24年5月にYouTuberとして復帰した。しかし、企業との訴訟で「2億とか3億とかそんな優しい金額じゃない」賠償金を請求されているという。そのなかで引っ越しを決めたが、家を借りられないというのが冒頭の嘆きだ。

ほかのYouTuberはどうだろう。ゲーム実況&配信を行う軍師ミノルさんの2023年5月23日の配信では、家を買うための銀行のローンの審査の時に「広告業」として申請する工夫をしたという。「YouTuberでは審査に通らない可能性がある」との危惧があったそうだ。

「【切り抜き】中町兄妹の部屋」チャンネルを運営する中町綾さんと中町JPさんは、2023年3月13日、引っ越しのためにマンションの賃貸契約の審査を受けていたが、二人とも落ちてしまったと報告。「有名にならないとダメか」と残念な気持ちをにじませていた。

収入の不安定さがネックに

YouTuberのクレジットカード事情について説明するのが「毛利英昭のみらい共創チャンネル」を運営する不動産投資家の毛利英昭氏だ。2023年7月4日のショート動画で「YouTuberはクレカが作れない」と強調。収入の不安定さを理由に挙げ、芸能人、TikToker、インフルエンサーもその傾向が高いとした。

チャンネル登録者数2.59万人の「つちのこフレンズ」のつちのこさんは、2019年3月23日の投稿で、自身の持っているクレジットカードの楽天カードの限度額は2か月で40万円、ヤフーカードの限度額は60万円と説明した。三井住友カードの公式サイトによると、年収400万円以下の会社員の限度額が30~150万円。カードの違いはあるが、若干限度額が低いようだ。

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