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2024年6月21日、ジャガー・ランドローバー・ジャパンから、「レンジローバー SV」の日本限定のビスポーク特別仕様車として、「レンジローバー SV ビスポーク 1858エディション (1858 EDITION)」(限定4台)と「レンジローバー SV ビスポーク バルモラル エディション(BALMORAL EDITION)」(限定5台)が登場した。
日本文化と英国のつながりを表現した「ビスポーク 1858エディション」
今回登場した限定車2モデルは、エクスクルーシブでモダンラグジュアリーなレンジローバーブランドをより強化するため、2023年に導入したパーソナライゼーションプログラム「SV ビスポークサービス」を使って日本市場限定で特別に生産される。
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英国のSVデザインチームと連携し、コンセプトからオーダーメイドの塗装や仕上げまで、12か月かけて開発した特別なモデルとなっている。
「レンジローバー SV ビスポーク 1858エディション」は、1858年に日英修好通商条約が両国間で締結され、日本と英国の外交関係が築かれた年にちなんで名付けられたモデルで、ロングホイールベースのSV P615 LWBをベースに、日本文化からインスピレーションを得て特別なデザインが施されている。
モノトーンのエクステリア、インテリアは、日本に古くから存在する絵画手法のひとつである室町時代の墨絵に着想を得てアレンジされており、墨絵でよく使われる「ぼかし」を表現するため、限りなくホワイトに近いビスポークライトグレイのエクステリアカラーを開発し、アルミホイールのインサートにもこの色が採用されている。
その一方でルーフカラーにやや濃い色のビスポークグレイを採用することで、全体に濃淡をつけ単調にならないようにしているのもポイント。さらに、「RANGE ROVER」バッジには通常モデルよりも明るいクロームをあしらい、リアから見た際にロゴがはっきりと浮かび上がって見えるようになっている。
インテリアも、前席はシンダーグレイ、後席はライトクラウドのシート(シンダーグレイインテリア)という「1858 EDITION」だけの特別なコンビネーションを設定。シートのショルダー部分には日本の着物の柄からインスピレーションを得たオリジナルデザインの刺繍を施し、トリムフィニッシャーやシフトコントロールのホワイトと合わせて、ラグジュアリーとピュアさを高次元に融合させた格別なインテリア空間を実現している。
販売台数は限定4台で、車両価格は4850万円。
■「レンジローバー SV ビスポーク 1858エディション」主な特別装備
*エクステリアカラー:専用色ビスポークライトグレイ
*ルーフカラー:ビスポークグレイ
*23 インチ "スタイル 1077"アロイホイール
*エンジンカバー:カーボンファイバー
*シート:シンダーグレイフロント&ライトクラウドリア Ultrafabricsシート
*トリムフィニッシャー:サテンホワイトセラミック、エンボスモザイク
*ヘッドライニング:シンダーグレイ、Ultrafabrics
*シフトレバー:グロスホワイトセラミック
*カーペットマット:SV ビスポーク シンダーグレイ
*ソフトドアクローズ
*ヒーテッドウォッシャーノズル
英国王室のバルモラル城に由来する「ビスポーク バルモラル エディション」
もうひとつの「レンジローバー SV ビスポーク バルモラル エディション」は、スコットランド・アバディーンシャーにある英国王室が所有するバルモラル城に由来するモデル。
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1980年代に販売していた4ドアの初代レンジローバーにもバルモラルグリーンというエクステリアカラーをラインナップしており、それを現代風に再解釈し、新たにこのモデル専用色として、よりラグジュアリーな質感で明るく透明感のあるビスポークグリーンを開発。これに、ルーフとミラーカバー、アルミホイールインサートにビスポークグレイを組み合わせることで、華美になり過ぎない控えめな個性を表現している。
ベース車両はスタンダードホイールベースのSV P615で、インテリアには質感が良く、製造工程においてレザーよりもCO2排出量の少ない Ultrafabricsを採用しており、ラグジュアリーを追求しながら、環境にも配慮している。また、ライトクラウドフロント&シンダーグレイリアを採用し、「1858エディション」の前後のシートと配色を逆にした。
さらに、通常モデルでは選択できないサテンホワイトセラミックのトリムフィニッシャーを合わせることで、よりクリーンで明るい雰囲気に仕上げられている。
販売台数は限定5台で、車両価格は3866万円。
■「レンジローバー SV ビスポーク バルモラル エディション」主な特別装備
*エクステリアカラー:専用色ビスポークグリーン
*ルーフ/ドアミラーカラー:ビスポークグレイ
*23 インチ "スタイル 1077"アロイホイール
*エンジンカバー(カーボンファイバー)
*シート:ライトクラウドフロント&シンダーグレイリア Ultrafabricsシート
*トリムフィニッシャー:サテンホワイトセラミック、エンボスモザイク
*ヘッドライニング:シンダーグレイ、Ultrafabrics
* クッション:Kvadrat シンダーグレイクッション
*シフトレバー:サテンブラックセラミック
*テールゲートイベントスイート
*フロントセンターコンソール急速クーラーボックス
*ヒーテッドウォッシャーノズル
*家庭用電源ソケット
なお、両モデルの発表にあわせて、ジャガー・ランドローバー・ジャパンは「RANGE ROVER HOUSE」を日本で初めて開催。「RANGE ROVER HOUSE」とは、チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるプロフェッサー・ジェリー・マクガバンOBEの指揮のもと、レンジローバーが目指すモダンでサステナブルなラグジュアリーとデザインリーダーシップを体験する場として、2022年より世界20か国以上で開催している招待制のイベントで、開催する国やその土地ならではの文化とレンジローバーの洗練されたデザインを融合した空間で、車両展示に加えて、モダンラグジュアリーな体験を提供している。