「日頃から近所で顔が見える関係を築くことが大切」 能登半島地震から半年 派遣職員が語る地域の重要性

テレビ愛知

名古屋市で6月25日、防災セミナーが開かれ、能登半島地震の被災地で避難所対応にあたった職員らが講演しました。

名古屋市港区民、約70人が参加したセミナーでは、1月下旬に能登半島地震の被災地に派遣され、避難所での対応にあたった港区の職員、竹内誓祥さんが講演しました。

竹内さんは余震が続く中、100人近い避難者が自主的に避難所を運営していたことを上げ「日頃から地域の人同士で交流があったから」と分析しました。

名古屋市港区役所 竹内誓祥さん:
「災害時に外から大きな支援を受けるには、時間がかかるので、避難するときの避難方法をあらかじめ決めておくことや、町内会に加入したり、地域のイベントに参加したり、日頃から近所で顔が見える関係を築くことが大切」

またセミナーでは、管理栄養士が非常食について講演しました。災害時の非常食はアルファ化米などの「炭水化物」が主になるため、タンパク質やビタミンを含んだ保存食も備えるよう呼びかけました。

管理栄養士 下間和美さん:
「備えた分だけ憂いなし。ちょっとずつ非常食を自宅で備えてほしい」

セミナーの参加者:
「1人3日分というのは、すごく難しいと思ったし、それを家のどこに置くか、家に帰って考えないといけないと思った」

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