マッチングアプリで恋愛感情、SNSで投資話…男女2人が計942万円の詐欺被害 大分

SNSで知り合い、恋愛感情を抱いた相手から外貨の運用を持ちかけられるなど、大分県内で詐欺事件が相次ぎ、男女2人が計942万円をだまし取られたことが分かりました。

警察によりますと、大分市内に住む40代の女性は5月中旬、マッチングアプリで日本人男性を名乗る相手と知り合い、SNS上でやり取りを重ねるうちに、恋愛感情を抱くようになりました。

そして、相手から「将来一緒に生活しよう。円安が続くからドルに両替して資金管理した方がいい」などと持ちかけられました。

信用した女性は、指示された偽の外貨運用サイトに登録して、5月19日から6月20日にかけて、5回にわたり合わせて378万円を送金し、だまし取られました。

また、大分市に住む40代の男性はSNSで知り合った人物から今年4月「投資の成功率を大幅に向上させることができる。資産倍増計画に申し込んでほしい」などと言われ、紹介されたサイトに登録しました。

話を信用した男性はその後、指定された口座に5月から6月にかけて、7回にわたって送金し、合わせて564万円をだまし取られました。

振り込んだ現金が引き出せないことを不審に思った男性が、6月21日、警察に相談して被害が判明しました。

警察はSNS上で知り合った相手からの儲け話や投資に関する話は、最初に詐欺を疑い、必ず家族や知人、警察に相談してほしいと呼びかけています。

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