ツーリズムおおいた使途不明金 監査報告で意見「回収可能性について懸念」

ツーリズムおおいたの通常総会が開かれ、元職員による横領を含めた使途不明金について「回収可能性について懸念がある」という監査報告の意見が付けられました。

ツーリズムおおいたでは、2021年におよそ5700万円の使途不明金が発覚し、経理担当だった元職員の女が業務上横領などの罪で起訴されて裁判中のほか、損害賠償を求める民事訴訟も継続中です。

25日開かれた通常総会では使途不明金の問題について、事務局側は「刑事、民事ともに裁判が継続中で、推移を注視していく」と報告しました。

一方、監査報告では不明金を仮払金として処理していることについて「相当の期間が経過しており、回収可能性について懸念がある」という意見が付けられました。

これに対し、和田会長は「回収を前提としているが、裁判の推移を見守りながら、対応していく」との考えを示しました。

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