教職員が子どもたちの通学中の安全確保について学ぶ 新たに「クマ」に関する内容も 秋田

秋田朝日放送

秋田の子どもたちを通学中の事故から守るため学校の先生たちが交通安全について学びました。自転車や車による事故だけでなく、クマに関する内容も盛り込まれました。

25日潟上市で教職員に向けた交通安全指導者研修会は児童・生徒の交通事故が起きやすいこの時期に毎年行われています。

登下校中の安全確保のポイントや規制の緩和により利用者が増えている電動キックボードの安全な利用法について学ぶ中、新たに盛り込まれた内容があります。2023年度、登下校時に生徒がクマに襲われてけがをする被害が北秋田市で2件起きたことを受けクマの生態や、事故を防ぐために学校、大人ができる事は何かを学ぶ講座も開かれました。講座のあとは学校ごとにそれぞれ設けられている危機管理マニュアルを確認しました。これまでは不審者の出没や熱中症患者に対するマニュアルの見直しをしてきましたが、今回はクマに関する項目を重点的にみていきます。

主催した県教育委員会は、研修でみえた課題を各学校で話し合いさらなる安全の確保やマニュアルの充実に繋げてほしいとしています。

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