【夏休み2024】「京都国際子ども映画祭」8/2-4、京都文化博物館

第30回京都国際子ども映画祭

キンダーフィルムフェスト・きょうとは、2024年8月2日から4日までの3日間、京都文化博物館にて子どもによる、子どもの映画祭「第30回京都国際子ども映画祭」を開催する。チケットは1プログラム前売券が子供500円、大人1,000円から。

「京都国際子ども映画祭」は、子供たちを主役にした世界の作品を上映し、映画祭の運営から映画の審査まで小学4学生~高校生までの子供たちが担当する。2024年で30回目を迎え、卒業生からは映画業界で活躍する人も出るなど「映画の街・京都」の文化形成に一役買ってきたという。

2024年の映画祭は、LGBTQ、先住民迫害(ジェノサイド)や近年社会問題ともなっているヤングケアラーを取り上げた作品など上映する。いずれも難しいテーマだが、どの作品もシリアスになり過ぎず、苦しい時でも子供たちの笑顔があり心にすんなり響く内容だという。

30回記念企画として、特別上映作品を予定している。1つは、世界最大級のアニメーション映画祭である「アヌシ―国際アニメーション映画祭」で特別賞(ポール・グリモー賞)を受賞するなど国内外で高い評価を得ている「窓ぎわのトットちゃん」。映画上映後に、監督と脚本を務めた八鍬新之介氏のトークショーを行う。もう1つは、映画を体感する「活弁上映」。大森くみこ氏を活動写真弁士として迎え、天宮遥氏のピアノの生演奏とともにサイレント映画を上映し、映画の内容にあわせて会場の観客も声を出して主人公を応援するなど、会場一体となった映画体験に挑戦する。そのほか、子供スタッフ制作の短編映画上映、子供スタッフによる製作者インタビューや感想会の実施を計画している。さらに国内ゲスト2組、海外ゲストを1組招く予定。

同映画祭は「子どもによる子どもの映画祭」として、小学生から高校生までの「子どもスタッフ」が、運営準備やオープニング動画制作・映画祭当日の司会進行を行い、「子ども審査員」が、グランプリを選出し、感想や審査理由・講評をクロージングイベントで発表する。現在、当日参加する「子ども審査員」を募集している。対象は小学4年生から中学3年生。定員は7名。7月15日まで応募Webフォームより受け付ける。

「第30回京都国際子ども映画祭」は、8月2日から4日の午前10時半から午後5時半(予定)、京都文化博物館で開催する。料金は、1プログラム券の前売券が子供500円、大人1,000円、当日券が子供600円、大人1,200円。映画祭オリジナルグッズ付きチケットは前売りのみで、1プログラム券が子供1,000円、大人1,500円、3日間パスポートが子供1,500円、大人3,000円。当日券の用意はわずかなため、事前予約を推奨している。

◆第30回京都国際子ども映画祭
期間:2024年8月2日(金)~4日(日)10:30~17:30予定
会場:京都文化博物館3Fフィルムシアター(京都市中京区三条高倉)
料金:
<1プログラム券>当日/子供600円、大人1,200円
前売/子供500円、大人1,000円
<特典付きチケット>※前売りのみ
1プログラム券/子供1,000円、大人1,500円
3日間パスポート/子供1,500円、大人3,000円
購入方法:Webサイト、メール、電話で申し込む
※当日券の用意はわずかのため事前予約を推奨

◆子供審査員募集
対象:小学4年生~中学3年生
定員:7名
応募方法:Webフォームより応募する
応募締切:2024年7月15日

中川和佳

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