車椅子をもっと便利に!空気で膨らむ乗り物で多くの人のため社会に貢献!【アスヨク!】

宮城大学構内をさっそうと走るこちらの乗り物。

その最大の特徴は風船のように、空気で膨らませられることだ。

「poimo(ポイモ)」と名付けられたこの“次世代の乗り物” 。最高時速は15km/h。操作はリモコンで行う。

開発した研究メンバーの1人が、宮城大学の 佐藤宏樹(さとう・ひろき)准教授。

「軽い、折り畳める、持ち運べるというところで移動するという体験が、少し変わったものになるかなと思っている」

車輪を抜いた重さはわずか3kg。空気を抜けばさらにコンパクトになり、 まさに“持ち運べる乗り物”だ。

“車椅子をもっと便利にしたい”という思いから開発を進めてきた佐藤さん。 空気で膨らむからこそ、“使う人の状態”に合わせて 形を変えられる「柔軟性」も特徴だという。

「少し体に障がいがあるとか、そういう方でも自分の状態に合わせて乗り物をデザインするという社会に貢献できる」

佐藤さんが“次世代の乗り物”「poimo」で 描く未来とは。

次世代の乗り物”「poimo」で 描く未来

「性質がうまくはまっていく場所というところを見つけ出して、そこの人たちが便利に使ってもらえたらいいなと思っています」

次世代の乗り物で社会をより良くしようと奮闘する佐藤さんの活動はあすも続く。
(「イット!」6月24日放送より)

© FNNプライムオンライン