JR美祢線の持続可能性を検討する新たな部会…知事「復旧に向けた議論を前に」対応判断へ

JR美祢線が全線運休となって、まもなく1年。

JR西日本が設置を提案した持続可能性などを検討する「新たな部会」について村岡知事は「復旧に向けた議論を前に進める観点から対応を判断する」と答弁しました。

JR美祢線は去年6月末からの大雨で被災し、全線が運休してまもなく1年となります。

JRは「単独での持続的運行は困難」との判断を示し、先月、地元自治体などでつくる利用促進協議会の中で路線の持続可能性などの議論を行う「新たな部会」の設置を提案しました。この部会ではJRが復旧費用や役割分担などを示すことになっています。

きょうの県議会で新たな部会への対応について問われた村岡知事は次のように答弁しました。

(村岡知事)

「地域住民や観光客が代行バスでの不便な移動を余儀なくされている状況は、住民生活や観光振興の面からも 望ましいものではなく」

「私としては、美祢線の復旧に向けた議論を前に進める観点から、地元の現状や沿線自治体の意向も踏まえ対応を判断したい」

新たな部会の設置は来月、開催される協議会の臨時総会で加盟16団体による多数決で決まることになっています。

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