東京・江戸川区で目撃されたのは、バイクに近づいた男が、左手に持ったケーブルを掲げる瞬間です。
この男、なぜかバイクに備え付けられたUSBケーブルを切断していったのです。
謎のケーブル切断男が現れたのは、21日午前2時前。
画面右のバイクに近づき、スマホで照らします。
さらに今度は、画面左に止めてあるバイクへ。
そして、ハンドル近くを執拗(しつよう)に確認するとバイクの横にしゃがみ込み、ごそごそと何かを始めます。
バイクを盗もうとしているのか、一度立ち上がった男はポケットから何かを取り出し、約2分後、左手に掲げたのは、切断したUSBケーブルです。
男の狙いはバイクではなく、スマホを充電するために備え付けていたケーブルだったのです。
ケーブルを切断された被害者は、「(USBケーブルがないと)もう本当に仕事にならないというか…」と話します。
被害に遭った男性は、バイクでフードデリバリーの仕事をしていて、地図機能などをよく使うためスマホへの電源供給は必須。
そのため、「(被害後)2、3日間は結局仕事もできず、土曜日・日曜日で大体6万円弱は稼いでいたので(損失は大きい)」と話しました。
さらにUSBケーブルだけでなく、速度メーターなどのケーブルも合わせて切られていました。
被害に遭った男性:
何を考えて、そういうことをしていったのかが分からない。本当早く捕まってほしい。
警視庁は、器物損壊の疑いで捜査しています。
このニュースについての情報提供は、「03-3674-0110(小松川警察署)」または、「イット!」ウェブサイトまで。