被害総額は2170万円 窃盗グループの余罪140件を追送検 5年間にわたり盗み重ねる 山梨県

橋の銘板や銅像などを盗んだとして検挙した窃盗グループが県内外で5年間にわたり盗みを繰り返していたとして、県警は盗みの疑いで余罪140件を追送検しました。

本件を含めた被害総額は2170万円に上ります。

盗みなどの疑いで追送検されたのは、笛吹市一宮町の無職、林直人容疑者(52)ら4人です。

警察によりますと、林容疑者ら4人は2019年1月から今年1月までの5年間にわたり、山梨と埼玉、群馬の3県で自動車盗や倉庫への侵入盗、銘板や銅像などの金属窃盗などを繰り返していた疑いが持たれています。

被害は逮捕事件の3件を含めて計143件、総額2172万円に上ります。

林容疑者がグループの主犯格で、4人はそれぞれ単独、または共同で盗みを繰り返していたということです。

盗まれた物の中には甲府市立東中学校の銘板や橋や河川の銘板もあり、林容疑者らは銘板を切断して換金するために廃品業者に持ち込んでいました。

調べに対し4人は容疑を認め、「盗んだ物を売って得た金を生活費や遊興費にあてていた」と話しているということです。

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