救急搬送の際にマイナ保険証で患者の医療情報を把握する実証実験 3大臣が視察

救急搬送を素早く行うため、患者のこれまでの医療情報をマイナ保険証から読み取って把握する「マイナ救急」の実証実験が行われました。

「マイナ救急」は救急搬送の際に患者のマイナ保険証を使って▼かかりつけの医療機関や、▼処方されている薬、▼特定健診の情報などを救急隊が把握し、迅速な救急搬送につなげるものです。

きょう、河野デジタル大臣と松本総務大臣、武見厚労大臣は、東京消防庁で「マイナ救急」の実証実験を視察し、救急隊員から課題などをヒアリングしました。

東京消防庁では今月11日から「マイナ救急」の実証実験を始めていますが、「日常的にマイナカードを持ち歩いていない」などの理由で、実際の利用は全体の9%程度にとどまっているということです。

総務省消防庁は来年度中に全国で「マイナ救急」を本格的に運用したい考えです。

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