【阪神】才木浩人の力投も8回に先制点奪われ今季10度目の完封負け リーグ2位の座に暗雲立ちこめる

◇プロ野球セ・リーグ 中日1ー0阪神(25日、倉敷)

試合前2位につけていた阪神は、リーグトップの8勝を挙げている先発の才木浩人投手が序盤好投を続けます。150キロ前後のストレートとスライダーを中心に3回まで2塁を踏ませません。

しかし4回表、才木投手は2つのフォアボールとヒットで2アウト満塁で先制のピンチを招きます。それでも、本来のリズムを取り戻し、最後のバッターを152キロのストレートで見逃し三振に抑えました。

その後はピンチを招くことなく、着実に無失点に抑えます。8回にはファーストの大山悠輔選手がファールフライをダイビングキャッチする好守備も飛び出しました。

しかし、2アウトから田中幹也選手にスライダーをはじき返され、ライト前に3ベースヒットを放たれます。そしてつづく3番・板山祐太郎選手には試合の均衡を破る先制タイムリーヒットを浴びました。

粘投の才木浩人投手でしたが、8回を投げ、被安打6、8奪三振、2与四球、1失点でマウンドを降りました。

阪神は9回、2アウトから佐藤輝明選手がレフトへヒット、代走の植田海選手が盗塁に成功、代打の渡邉諒選手が四球で出塁と逆転の可能性が生まれます。

しかし、最後は 糸原健斗選手が空振り三振に打ち取られ敗北。今季10度目の完封負けとなりました。試合前4位の巨人とゲーム差はわずか「1」だった阪神。リーグ2位の座に暗雲が立ちこめます。

© 日本テレビ放送網株式会社