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信州のワサビが海外へ。
しかも、その舞台はサッカースタジアムに!
ワサビとヨーロッパのサッカーに意外な結びつきができていました。
北アルプスの麓にある安曇野市。
特産品の一つと言えば…ワサビです。
観光スポットとしても人気の「大王わさび農場」では、1915年=大正4年の創業からワサビを作り続けています。
そんな大王わさび農場が、ヨーロッパのサッカー事業に進出しています!
大王わさび農場 深澤大輔 社長
「まずベルギー1部リーグの『シント=トロイデンVV』というチームのスタジアムの命名権を取りました」
ベルギー1部リーグで戦っている「シント=トロイデンVV」今年で創立101年目の古豪のクラブです。
2017年に東京の日本企業が経営権を取得。
日本人選手も多く所属し、元日本代表で、今年現役を引退したばかりの岡崎慎司選手をはじめ、今シーズンは6人の日本人選手が活躍しました。
そのホームスタジアムの名前が…「大王わさびスタイエンスタジアム」。
「スタイエン」とはスタジアムがある通りの名前からとっています。
看板には…「わさび」の文字が!
信州のワサビ企業がサッカースタジアムの命名権を、しかも、ベルギーで取得することになったワケとは?
大王わさび農場 深澤大輔社長
「シント=トロイデンVVを経営している会社様、日本の企業なんですけれども、そちらと縁あって、そこから今回のネーミングライツ(命名権)獲得の話をいただいたのが始まりでした。本物のワサビがどういうものなのかとか、そういったことを知っていただきたくて、世界の方に知っていただきたくて。 そういった意味では日本文化、日本というものを世界にどんどんアピールしていくというところで共通点を感じてスポンサーシップというところにつながったという流れになります」
去年2月に命名権の取得を発表した大王わさび農場。
シント=トロイデンはもちろん、ベルギーリーグのスタジアムに名前を冠した最初の日本企業になりました。
今後期待する広がりは?
深澤大輔社長
「名前を聞いたときに、大王=ワサビ、ワサビ=安曇野。じゃあ『安曇野ってどういうところなの?』『興味深いな』とか、そういったふうにつながればいいなと思って今回スポンサーシップを結んだ。いろんな側面からワサビというものが、しいては安曇野というものが見てもらえるようになると、より安曇野の魅力というのが上がっていくのかなというのは感じています」