サザンオールスターズ、貴重な写真や映像で辿る歩み 46回目のデビュー記念日に展覧会開幕

サザンオールスターズの“これまで”と“これから”を辿る展覧会『いわゆる「サザン」について展』が、6月25日よりSHIBUYA TSUTAYA 1階「SHIBUYA IP SQUARE A」にて開催されている。一般公開前に、メディア向けの内覧会が開かれた。

2024年6月25日に46回目のデビュー記念日を迎えたサザンの“これまで”と“これから”を辿る今回の展覧会では、今年8月に出版される音楽評論家・小貫信昭氏による書籍『いわゆる「サザン」について』(水鈴社)と連動する形で、著書から一部抜粋された文章と貴重な写真、映像と共にサザンの歩みを体感できる展示内容となっている。

会場に入り、まず目に飛び込んでくるのは、小貫氏によるテキストが書かれたいくつもの縦型フラッグ。デビューシングル『勝手にシンドバッド』がリリースされた1978年からデビュー45周年を迎えた2023年の終章、そして2024年までのバンドの変遷を、床に描かれた曲線状の道路に沿って追体験できる。

サザンは9年ぶり通算16枚目のオリジナルアルバム(タイトル未定)を今冬にリリースすることを発表。その新ビジュアルがSHIBUYA TSUTAYA限定の特大サイズで掲出されている。展示会場の中央に鎮座しているのが、新ビジュアルの撮影で実際に使用された自動車「三菱・デボネア」だ。ナンバープレートは「渋谷33」「つ・・46」で、SHIBUYA TSUTAYAとデビュー46周年を彷彿とさせる。

大型ビジョンでは『いわゆる「サザン」について展』限定の特別映像が放映されているほか、展示会の終わりには旧譜の販売やセルフフォトブース「Photomatic」にてオリジナルフレームで記念撮影することも可能だ。

6月25日より配信リリースされた新曲「恋のブギウギナイト」が流れている店内だけでなく、店舗の外壁を含む1階の全てをサザンがジャックした今回の展覧会は6月30日まで開催。その後も、大トリを飾る『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』での最後の夏フェス出演、そして今冬のアルバムリリースへと続いていく。

(文=渡辺彰浩)

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