【都知事選】告示後初の“4者直接対決” 小池氏と蓮舫氏が激論「蓮舫さんは国会の花、頑張って欲しかった」 石丸氏・田母神氏からも質問相次ぐ

東京都知事選の4人の候補者が24日夜、公開討論会に臨んだ。
東京都知事選が告示されてから、初めて“直接対決”となった。

現職の小池氏への質問が集中する中、小池氏と蓮舫氏が激論を交わす場面もあった。

小池氏への質問が集中…告示後初の“直接対決”

24日の公開討論会で、まず行われたのは、自己紹介。
発言時間が残り15秒になると、ベルが鳴るルールとなっている。

東京都知事・小池百合子氏:
待機児童数も8500から、今、ほぼ0となっています…。(チーン)短いですね!

続く候補者たちも、自身を様々な角度でアピールした。

前安芸高田市長・石丸伸二氏:
首都東京を成長させ、日本国をけん引していきたい。

元航空幕僚長・田母神俊雄氏:
75歳です。でも皆さんからは、74歳にしか見てないと言われています。

前参院議員・蓮舫氏:
ワクワクする東京を作りたいと思って手を挙げました。趣味は筋トレ、大好きなものは激辛です。

その後の討論は、4候補がそれぞれの候補者に、自由に質問できる形式で実施された。

まず、前参議院議員の蓮舫氏が小池氏に討論を挑んだ。

前参院議員・蓮舫氏:
(前回の討論会で)小池さんは、神宮内苑は原生林、神宮外苑は人工林とはっきり言いました。その認識は今も一緒ですか?

東京都知事・小池百合子氏:
神宮内苑が全国から献木された、約10万本の植栽をされた、そのような内苑になっている。当然承知しております。

前参院議員・蓮舫氏:
認識を改めてくださってよかったです。前回言われた、内苑が原生林というのは完全なるウソですから。もうちょっと聞きたかったのは、まさか、外苑の再開発の事業者から、パーティーのチケットの購入とか受けてませんよね?

東京都知事・小池百合子氏:
パーティーの開催については、それぞれ法律にのっとった形で公表をさせていただいている。

この小池氏の回答に安芸高田市の前市長、石丸氏が質問を重ねる。

前安芸高田市長・石丸伸二氏:
いまの蓮舫さんの質問は、イエスかノーで答えられるので、イエスかノーで答えていただきたい。

東京都知事・小池百合子氏:
私はこれまで政治のパーティーという形で開かせていただいております。そしてそれは、法的にのっとって進めている。

司会者から「それはイエスってことですか?」と問われると…。

東京都知事・小池百合子氏:
様々な方にご協力いただいております。

この後も各候補者からは、現職の小池氏への質問が集中した。この状況に、司会者が「小池さんから逆に何かございますか?」と尋ねると…。

東京都知事・小池百合子氏:
特にございません。むしろ、みなさんの意見を伺って、それを参考にしたい。

小池氏は、5月の共同会見と同様に、どの候補者にも質問しなかった。

テーマが「4年間の都政」に移ると、石丸氏が3期目を目指す小池氏に討論を挑んだ。

前安芸高田市長・石丸伸二氏:
(小池氏は)大改革と言われるんですが改革っていうのは、現状を否定して行っていくもの、さらに三期目となると、今度は1期目と2期目、さらに否定するのか、できるのか。「築地は守る豊洲は活かす」というお話があったかと思うが、この4年間で築地に対してどのような思いをはせてらっしゃったのか。

東京都知事・小池百合子氏:
築地については食文化、必ず生かしてまいります。何も変わっておりません。

これに、元航空幕僚長の田母神氏が参入した。

元航空幕僚長・田母神俊雄氏:
実は、小池氏を恨んでる人は結構多いですね、築地は。一番困ったのはねずみが増えたらしいですよ。(選挙)事務所を築地に構えたら、小池知事の悪口を言う人が多いんです。

東京都知事・小池百合子氏:
ちょっとお友達を選んだほうがいいと思いますけれども。

その田母神氏も、目指す都政について小池氏に質問した。

元航空幕僚長・田母神俊雄氏:
豊かに暮らせるという町でなければいけない。所得をとにかく増えるような政策をとっていかなければいけない。

その上で田母神氏は「予算を使って努力しなきゃいけないのは、まさに私は少子化対策だと思う。小池さんはこれから、何か抜本的なことは考えているのか?」と小池氏に問いかけた。

東京都知事・小池百合子氏:
まさにチルドレンファーストの都政をこれまで進めてきた。無痛分娩など、提唱させていただいています。

「蓮舫さんは国会の花ですよ」小池氏と蓮舫氏が大激論

討論の終盤、物価高に賃金上昇が追いついていない現状をどう変えるのか、司会者から問われた小池氏は…。

東京都知事・小池百合子氏:
国策だと思います。都民の命、暮らしを守るためにも、もっと野党が頑張ってくれればよかったのではないでしょうか?

前参院議員・蓮舫氏:
うーん、野党は頑張ってるけど与党が聞かないんですよね。なぜなら、裏金に集中しているから。

東京都知事・小池百合子氏:
その点をもっと国会で。蓮舫さんは国会の花ですよ。頑張って欲しかったですね~。

前参院議員・蓮舫氏:
今度は東京都の花になりたいのですが、ちなみに清和会所属していた時、還元もらっていました?

東京都知事・小池百合子氏:
ないですね~、はい。パーティー券を売らないと戻してくれないわけでしょ?

前参院議員・蓮舫氏:
そのシステムは、入っている方のほうが詳しいと思うので。

東京都知事・小池百合子氏:
私は存じ上げません。
前参院議員・蓮舫氏:
私は、パーティーやったことがないのでわかりません。

といった小池氏と蓮舫氏が激論を交わす場面もあった。

7月7日に投開票の都知事選には、4人の他、52人が立候補をしている。

そして、25日も候補者たちが各地で支援を訴えた。

東京都知事・小池百合子氏:
東京都としてこのスタートアップを猛烈に推しています。どんどんと日本を動かしていきましょう、この東京から。

前安芸高田市長・石丸伸二氏:
成長戦略の要として私、石丸伸二は、教育への投資、これを一つ掲げています。

元航空幕僚長・田母神俊雄氏:
東京都の都民税の減税を実施したいと思います。減税こそが都民を豊かにするんです。

前参院議員の蓮舫氏は、都内の商店街を練り歩き支援を訴えた。
(「イット!」6月25日放送より)

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