【広島】森下暢仁 初マダックス91球完封&自らも3安打「床田さんに打っていいよと言われたので」

非の打ちどころのない活躍を見せた広島・森下暢仁

独壇場の〝マダックス〟だ。首位・広島は25日のヤクルト(マツダ)に3―0で快勝し、2位に並ぶ阪神、巨人とのゲーム差を「3」とした。

中12日でリーグ戦再開後、初登板の先発・森下暢仁投手(26)が燕打線を全く寄せつけず、9回2安打無四球での今季初完封。91球と投球数100球未満で試合を投げ切る通称〝マダックス〟を自身初めて完成させる非の打ちどころのない快投だった。

右腕はこの日、バットでも躍動。6回までの3度の全ての打席でヤクルト・高橋から安打をマークするなど、文字通り〝二刀流〟での活躍。試合後に上がったお立ち台では「(自身リーグ戦再開後、初の先発で)いいスタートが切れたらいいなと思って、マウンドに上がったので。ホッとしています」とニッコリ。

本業の投球以外でもある打撃でも絶好調だったことについては「昨日、床田さんと連絡を取り合ったんですけど『1本ヒット打っていいよ』と言われたので。打ててよかったです」とニヤリ。

チームの先輩で、打撃面でも競い合っていることを公言している左腕の名前を出して本拠地ファンの笑いもとるなど、右腕にとっては会心の一日となった。

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