米国は「台湾独立」分裂勢力に誤ったシグナルを送るのをやめるべき 中国外交部

米国は「台湾独立」分裂勢力に誤ったシグナルを送るのをやめるべき 中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京6月25日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は25日の記者会見で、中国が発表した「台湾独立」分子の処罰に関する指針を米国務省の報道官が「情勢をエスカレートさせ、安定を破壊している」と非難したとの質問に、米国は「台湾独立」分裂勢力に誤ったシグナルを送るのをやめるべきだと表明した。

 毛報道官は次のように述べた。われわれは米側の発言に強烈な不満と断固とした反対を表明する。国家の統一と領土の一体性を守ることは各主権国家の神聖な権利であり、刑事司法の手段で国を分裂させる犯罪者を処罰し、国の核心的利益を守ることは各国で通用する行為である。いかなる外部勢力もこれに口を挟む権利はない。国家を分裂させ、国家の統一を破壊するかたくなな「台湾独立」分子に法に基づく刑事責任を追及することは、法があれば必ず依拠し、法に背けば必ず追究する必然的な要求、国家の主権と統一、領土の一体性を守るためのしかるべき措置であり、「一つの中国」原則を堅持し、台湾海峡の平和と安定を守るための有力な保障である。

 両岸(大陸と台湾)が一つの中国に属し、台湾は中国領土の不可分の一部であるということが台湾海峡の真の現状であり、「台湾独立」と台湾海峡の平和と安定は相容れない。現在の台湾海峡情勢に対する最大の挑戦は「台湾独立」分裂活動と外部勢力による妨害と破壊である。米国が地域の平和と安定を本当に守るというなら、「一つの中国」原則と中米間の三つの共同コミュニケを確実に順守し、「台湾独立」を支持しない約束を守り、中国への内政干渉をやめ、いかなる形であれ「台湾独立」分裂勢力に誤ったシグナルを送るのをやめるべきである。

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