ブノワ賞、日本人2人逃す バレエ界権威「かぐや姫」

 【モスクワ共同】バレエ界で世界的に権威があるブノワ賞の受賞者が25日夜、モスクワのボリショイ劇場で発表された。東京バレエ団の「かぐや姫」で主役を演じたプリンシパル秋山瑛さん(29)=埼玉県桶川市出身=が最優秀女性ダンサー賞に、振り付けの金森穣さん(49)=横浜市出身=が最優秀振付家賞にノミネートされたが、いずれも受賞を逃した。

 「かぐや姫」は「竹取物語」を原典とし、ドビュッシーの楽曲で構成する。新潟市を本拠地とする舞踊団「Noism(ノイズム)」芸術総監督の金森さんが東京バレエ団の依頼で振り付けを手がけた。

 ブノワ賞は毎年、前年に活躍したダンサーや振付家に贈られる。

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