日本で外国人価格設定の動き=中国ネット「日本はそこまで落ちぶれた?」「多く取らないと…」

中国メディアの頭条新聞は25日、日本の観光地で外国人から多く料金を取る動きが出ていると報じた

中国メディアの頭条新聞は25日、日本の観光地で外国人から多く料金を取る動きが出ていると報じた。

記事は、日本を訪れる外国人観光客の数が過去最多を記録する中、オーバーツーリズム対策などで一部の飲食店や観光地では外国人の料金を高く設定する二重価格制度が導入されていると紹介。日本の専門家からは「日本はサービスの良さと安心安全を売りにして外国人観光客を誘致してきており、二重価格の設定には違和感がある」との声が出る一方、業界関係者や政治家などから導入を進めるべきとの声が出ていると報じた。

同メディアは「日本の観光地が外国人から多く料金を取ろうとしていることについてどう思いますか?」とのアンケートを実施しており、これまでに760人ほどが回答。「外国人差別だ」は533票、「客を制限するためで理解できる」は202票となっている(残りはその他)。

中国のネットユーザーからは「そんなことするなら行かないわ」「日本を崇拝しているやつら、出てきてどういうことか説明しろ」「二重価格は貧しい国にのみ存在するという印象。日本は本当にそこまで落ちぶれたのか?」との声が上がる一方で、「中国人はこれ見てどう思っているかな?」「なんていうか、世界中どこも同じ。国内にも二重価格はある」「中国の多くの観光地も地元民は無料」との声や、「良いことだと思う」「多く取らないと円安による損を補填(ほてん)できないでしょ」といった声も出ている。

先日には兵庫県姫路市の清元秀泰市長が、姫路城の外国人観光客の入場料を4倍にする意向を国際会議で示し、波紋を呼んでいた。(翻訳・編集/北田)

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