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David Ljunggren
[オタワ 25日 ロイター] - カナダのトルドー首相は25日、最大都市トロントの下院補欠選挙で与党自由党が予想外の敗北を喫した後も、続投する意思をはっきりと示した。
トロントの「セントポール地区」で24日に投開票された下院補選では、自由党候補の得票率が40.5%で、野党保守党候補は42.1%。自由党の強固な地盤であるトロントの選挙区で、保守党が勝利したのは2015年以降で初めてだ。
各種世論調査でも、来年10月末までに行われる次回総選挙で自由党は保守党に大敗するとの見通しが出ており、トルドー政権に吹く逆風の強さが浮き彫りとなった。
ただトルドー氏はバンクーバーで記者団に「国民の懸念や不満は耳に入っている。今は簡単な局面ではなく、私と自由党にはまだ非常に多くの課題が残されているは間違いない」と語った上で「私が重点を置いているのは国民の成功で、それは今後も変わらない」と職務を続ける姿勢を明らかにした。